新宿キャットウォークが利用する牛革は非常に珍しい部分を使っておりますが、どんな部分を使っているのかを少し図をつかって説明いたします。


食肉牛の皮を処理したものが皮革材料になります。牛の赤い線を引いたところを利用します。

こんな部分になります。


 

広げてラフに展開すると、こんな図になります。革はこの中の半分の緑色の線の中のサイズになります。大きい牛だと縦の長さは2mを超えるサイズです。通常お店で見かける革になるまでは、非常に多くの行程があります。鞣しという行程があるのですが、ここで記入すると多くを書く事になるので簡単に。毛などは抜かれて、普段みなさんが触って柔らかいと感じる革は、革屋さんで扱うサイズはこの半分のサイズなのです。

 

 

半分を取り出すと以下の図のようになります。背中の部分は、比較的固くて目が詰まっていたり、おなかの部分は比較的やわらかかったりと特徴があります。このサイズで卸問屋で販売されております。小売店で見かけるのはもっと小さいサイズのものもありますが、新宿キャットウォークの製品の多くは、このサイズの革を仕入れております。

 

 

市販されている革製品の多くが、以下の赤く囲んだ部分を利用しております。端の部分は風合いに合わないというのもあるのかもしれません。

 

 

新宿キャットウォークでは、好んで端の部分を使います。それは、世界で一つしかない変わった形状を作る事ができるからです。しかも自然の力の偶然でできたものです。端の部分は一度切ってしまうと同じような特徴ある形状を作り出す事はできません。よって、かなり特徴的な形をしているものもあります。非常に大きな力がかかるようなバッグの底やバッグのベルトに利用すると伸びてしまう事から、考えて利用する必要が有ります。(もちろん、端の部分ではない部分に関してはまっすぐ切ってあったりする部分もございます)

 

 

中にはラッキーだと、焼き印が入っている物が有ります。ガサガサしていて見栄えが良いのか悪いのかわからないという方もいらっしゃいますが、牛がどこの牧場のものかを認識する為のマークが焼き印として押されており、この焼き印が革になっても残っている部分があります。この焼き印の部分が好き!という通の方もいらっしゃいます。

 

 

 

このように新宿キャットウォークの変わった形状は、牛の端っこの部分を使っているのです。半分のサイズの革を購入して加工し、革の端を利用した加工を好んで行っております。